WOOL lAYER

insta

既成概念を払拭する通年ウールとは

チクチクの壁を越えた良質なウールは、
もはや春夏秋冬に対応。

日本で人気の高いインナーといえば、綿や麻、そして化繊がスタンダード。夏は暑く冬は寒いという気候に合わせて
インナーの素材を変えるのが一般的です。そんな中ウールは、インナーの素材としてはマイナーな存在でした。
しかし、ウールは高い断熱性と保温性、そして吸放湿性をもつ高機能素材。つまり、寒い冬も蒸し暑い夏も快適に過ごせる素材なのです。

登山家に選ばれる、ウールインナー

ウールの繊維は、水をはじいて湿気を吸収する特殊な構造。そしてその吸湿力は標準状態で綿の約2倍、ポリエステルの約40倍。
この抜群の吸湿力でかいた汗を吸収して汗冷えを防ぎます。また、繊維は湿気を吸着すると「吸着熱」を発生しますが、
ウールはその発熱性も抜群。汗冷えを防ぎながら体をあたためてくれる高機能素材として、冬山に挑む登山家にも選ばれています。

fig

冷却効果と断熱性で、夏も爽やか

ウールのもつ高い吸放湿性は、汗をかいた際のベタつきを抑えると同時に、
汗をかいてその水分を体の表面で蒸発させることで体を冷やすという本来のサイクルをサポートします。
また、ウールの断熱性は冷えだけでなく熱も防ぎます。暑い季節はもちろん、汗をかくスポーツシーンにも最適な理由がここにあります。

fig

吸湿発熱効果があるのに
夏も快適な理由

ウールは吸湿発熱しますが、夏は汗をかいた時の気化熱の方がはるかに大きいので、吸湿発熱の影響はほとんど無いと言えます。
夏にウールが涼しいのは、衣服内の湿度を下げることで汗の蒸発を促し、その際の気化熱で体の熱を逃しているからです。